どーも、もりふくろー(@morifukuro_camp)です。
今回ご紹介する書籍は
スノーピーク現会長 山井 太(やまい・とおる)氏の著書2冊目の
スノーピーク「楽しいまま!」成長を続ける経営
になります。
前回ご紹介した、初の書籍となる
スノーピーク「好きなことだけ!」を仕事にする経営では
いかにして現在のアウトドアブランドへ成長できたのか
経営理念・ユーザー目線の製品開発などスノーピークのこだわりがよくわかる内容になっていました。
ぜひ前回の紹介記事も合わせてご覧ださい↓
そして2冊目の今回は
スノーピークの新たな挑戦として
東証上場・新規事業・米市場開拓など
タイトルにある通り成長を続けるためにスノーピーク、そして山井氏が取り組んでいる事が記してあり
経営者としてユーザーの人生価値を豊かにし、
一人のアウトドアパーソンとしてアウトドアを愛し楽しむ
山井氏の想いをより強く感じれる一冊となっている
キャンプが持つ力
家族それぞれが忙しく生活する現代社会の中で、平日にコミュニケーションを取るのは少しの時間しかない。
そんな家族がキャンプに出かけると、普段しない共同作業を一緒に行うことで達成感を共有し、食事や焚火を囲んで素直な気持ちで会話も弾む。キャンプはこうして家族にとってかけがえのない時間をつくるきっかけとなる。
キャンプを始めると新たな楽しみに出会うことがあり、その分家族は幸せになれる。
キャンプでは幸せなコミュニティが生まれ、いい芽が出て地球全体がキャンプの力でつながる。
キャンプにはそれだけの力がある。
アーバンアウトドア
スノーピークは2014年12月に東証マザーズへ上場
その1年後には東証一部へ市場を変更
上場した理由の一つは新たなビジネス展開のため
アウトドア企業としてはキャンパーがターゲットになるが、日本のキャンパー人口はわずか7%。残りの非キャンパーに向けた事業を模索し、たどり着いたのが
「人間性の回復」という言葉
人間が本来持つ鋭敏な感覚(野生の感受性)があるが、現代の文明的な生活の中では損なわれる一方であり、文明にとってはプラスでもマイナスな面もある。そこを補うスノーピークの考えが人間性の回復。
都市生活者に対してもスノーピーク製品を通して人と自然をつなぎ、人間性を回復する取り組を「アーバンアウトドア」と表現。
たとえば
・オフィスにキャンプ用品を取り入れる→より充実した発想が思い浮かび仕事の活性化につながる。
・野遊びできる家を作る→普段の生活にアウトドアを取り込み野遊びを身近にする。
米市場開拓
山井氏は海外事業の本格化と国内の世代交代のため2019年から活動の拠点をアメリカのポートランドに移している。
アメリカのアウトドアマーケットは日本の約20倍!
ただ日本とアメリカではアウトドアの楽しみ方に違いが・・・・・・
簡単にいうと
日本はおしゃれなキャンプでアメリカはちょっと地味と言ったところ
アメリカでもおしゃれなキャンプの需要はあるが実現できていない
そこに目をつけおしゃれなキャンプをアメリカでも広げるようとしている
それは欧州にも同じ動きが出ており、世界中をキャンプで幸せにするという強い思いがある
スノーピークの未来
現在の社長は山井氏の娘である山井梨沙氏が務めてるが、いずれは家族がトップでなくてもいいという考え。
ただトップに欠かせない要素として
・クリエイティブパーソン
・アウトドアパーソン
・オーナーシップ
の3つが挙げられている
経営面でも大きな売り上げ目標を掲げており、まだまだスノーピークは成長を続けていきそうです。
その根底にあるのはアウトドアをもっともっと振興させたいという強い思いがある。
まとめ
いかがだったでしょうか、以上が『スノーピーク「楽しいまま! 」成長を続ける経営 』の書籍紹介になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。またお会いしましょう